糖尿病・甲状腺疾患・内科一般
土曜日・日曜日とも診療 宮前平駅前
2016年12月26日
運動不足や栄養バランスのよくない不規則な食生活を長年続けていると、糖尿病にかかるリスクが高くなってしまいます。健康なつもりでいても、いつの間にか「糖尿病予備群」の仲間入りをしているかもしれません。
厚生労働省の調査によると、国内の糖尿病とその予備群の人はおよそ2050万人と推計されています。特に40歳を過ぎるとその割合が目立って増えてきます。病気がかなり進行するまで自覚症状がほとんど現れないのが糖尿病の怖さ。健診で血糖値が高めと指摘された人はもちろん、そうでない人も決して油断できません。
注意したいのは、空腹時の検査では正常でも食後の血糖値を調べると糖尿病だったというケースがあること。一般的な健診では空腹時血糖を調べるため、「食後高血糖」は見逃されやすくなります。健診で血糖値などが高めだったり、40歳以上で肥満気味だったりする場合には、ぜひ詳しい検査を受けて食後の血糖値についても調べましょう。
検査値が”ちょっと高め”だったら、面倒がらずに生活習慣を見直して糖尿病予防を始めましょう。ポイントは、肥満を防ぐ正しい食事と運動習慣。食後高血糖の検査も含め、気になる方はかかりつけ医に相談してみることをお勧めします。
川崎市医師会 ほほえみがえし Vol20 より